WHAT PARATRIATHLON IS

パラトライアスロンとは

  • 750m
    SWIM
  • 20km
    BIKE
  • 5km
    RUN

水泳(スイム)、自転車(バイク)、長距離走(ラン)の順に、3種目の持久系競技を連続して行い、合計タイムを競うトライアスロン。
障害を持つ選手によっておこなわれる場合は特に「パラトライアスロン」と呼ばれています。
パラリンピックルールでは、オリンピックのちょうど半分である「スイム750m、バイク20km、ラン5km」の計25.75kmに距離を設定。
障がいの種類や程度によって分けられた6つのカテゴリ毎に、タイムを競い合い順位が決まります。
2016年のリオデジャネイロ大会よりパラリンピックは正式種目となり、
さらに2020年の東京オリンピックでPTS4(男子)カテゴリが初めて実施されることが正式決定しました。

競技ルール

トライアスロンと同じく、スイム、バイク、ランの3種類の合計タイムを競う競技。障がいの種類と程度でクラス分けがされ、そのクラスごとに競技を行い、順位を競います。
ただし障がいの種類によって使用する用具などが異なり、大きくは以下の3つに分けられます。

  • 01
    シッティング(座位)

    両足に障がいのある選手が該当し、バイクのパートではハンドバイク、ランのパートでは競技用車いすを使用する。

  • 02
    スタンディング(立位)

    四肢の切断や麻痺のある選手が該当し、ロードバイクの改造や、義手、義足の着用が許される。
    ロードバイクの加増は、安全が保たれ、推進力を助長しない範囲で認められる。

  • 03
    ブラインド(視覚障がい)

    視覚障がいのある選手が該当し、「ガイド」と呼ばれる選手と同性の伴走者1名が、レース全体を通して伴走する。
    両社はスイム、ランのパートでは、ガイドロープで繋がり、バイクのパートではダンデムバイクを使用。
    選手は、ガイドの声、気配、ガイドロープによって、進むべき方向などを判断する。

  クラス 障がい
シッティング
(座位)
PTWC 両足の障がい
スタンディング
(立位)
PTS2重度 膝上切断などの重度の下肢障がい
PTS3 脳性麻痺など
PTS4障がいの度合い 上肢の障がい
PTS5軽度 膝下切断など中程度の障がい
ブラインド
(視覚障がい)
PTVI 完全な、あるいは部分的な視覚障がい

PTS(スタンディング / 立位)クラスは、障がいの程度に応じて3クラスから4クラスに細分されます。(PTS2~PTS5)
またPTWC(シッティング / 座位)とPTVI(ブラインド / 視覚障がい)クラスにもサブクラスが設定されており、
PTWCにはPTWC1(重度)とPTWC2(軽度)の2つのサブクラスが、
PTVIにはPTVI1(IBSAのクラス分類によるB1、全盲)とTVI2(IBSAのクラス分類によるB2、弱視)、
PTVI3(IBSAのクラス分類によるB3、弱視)といった3つのサブクラスがあります。
また、より公平に競うことができるよう補正時間というものが設定されており、軽度なクラスの実走タイムには既定の時間が加算されるということもあります。
トライアスロンは国際トライアスロン連合(ITU)が統括し、ITUのルールに則って行われますが、
パラトライアスロンは様々な障がいの選手が安全に公平に競技ができるよう、
障がいの内容や程度に応じてそれぞれルールの一部もアレンジされています。

パラトライアスロンの見どころ・観戦のポイント

  • POINT_01

    独自の進化を遂げたスイム、バイク、ラン

    トライアスロンを構成するスイム、バイク、ラン。パラリンピック独自のルールアレンジにより、通常のトライアスロンよりも見どころがたくさんあります。

    まずスイムパートでは、PTS(立位)クラスでは特別な補装具などの使用は認められていませんが、PTWC(座位)の選手にはニーブレイスと呼ばれる膝関節のサポーターの使用が認められています。またPIVI(視覚障がい)の選手は同性のガイドが横を泳いでサポートをします。
    スタート時はすべてのクラスの選手があらかじめ水中に入った状態で行われます。

    バイクパートでは、クラスごとに使用する自転車が異なります。
    PTWC(座位)は仰向けに横たわる「リカベント型」と呼ばれるタイプのハンドサイクル(手漕ぎバイク)を使用します。PTS(立位)は通常のロードバイクを使用しますが、義足に合わせたペダルのカスタマイズ、腕の障がいに合わせたハンドルのカスタマイズなど、推進力を助長しない範囲での改造が認められています。PIVI(視覚障がい)の選手は2人乗りのタンデム自転車を使用し、ガイドが前、選手が後ろに座り、協力して漕ぎます。

    ランパートではPTWC(座位)は競技用車いすを、PTS(立位)は義足などの補装具を、PIVI(視覚障がい)はガイドとロープでつながって走ります。

  • POINT_02

    「第4のパート」トランジション

    「第4のパート」とも呼ばれるほど重要なポイントと呼ばれるトランジション。
    種目から種目への切り替えを意味するトランジションを素早くシームレスに行うことができれば、もちろん好結果が期待できます。
    トライアスロンでも、数秒で完了するトップアスリートのトランジションがアートと称されるほど、トランジションは選手にとっても、そして観客にとっても大きなポイントだと言えます。

    障がいの程度によっては、ウェットスーツを脱いだり、シューズを履き替えたりすることが難しい選手がいたり、また使用する機材や補装具も異なるため、ここにもパラトライアスロンならでは見どころがあります。

    いかにトランジションのタイムを短縮できるかがレースの結果を左右するため、それぞれの選手がそれぞれの障がいに合わせて工夫を凝らしています。
    ウェアや義足などの補装具を脱着しやすいように開発・改良を重ねるなど、選手によっては体の一部でもある補装具へのこだわりはとても大切なポイントになります。

  • POINT_03

    選手をサポートする「パートナー」

    もう1つ注目したいのが、障がいのある選手たちをサポートする「パートナー」の存在です。
    障がいの種類により、「ガイド」や「ハンドラー」と呼ばれるパートナーが選手をサポートすることが認められています。

    PIVI(視覚障がい)の選手を支える「ガイド」の場合は、選手の目の代わりとなり、安全にゴールまでを導く役割を担います。
    選手と同性である1人のガイドが、スイム、バイク、ラン、すべてのパートをサポートしなければならないため、ガイド自身にもトライアスリートとしての高い競技力、そしてさまざまな状況に応じた的確な判断力が求められます。

    またPTWC(座位)の場合は「ハンドラー」と呼ばれる選手がサポートを行います。
    ハンドラーはトランジションエリアにおいて、ウェアの着脱や競技機材への乗り換えなどをサポートすることができます。

    ガイドもハンドラーも選手と共に戦う重要なパートナーで、日頃から練習を共にすることで、チームワークを磨いています。選手と、彼らをサポートするガイドやハンドラーたち。2人が信頼関係を築き、共にメダルを目指して戦う姿もパラトライアスロンならではの見どころのひとつです。

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